7つの条件
お金をもらう以上は、全員がプロ!!
家庭教師業界には、「プロ家庭教師」という言葉がありますよね。でも、ちょっと待ってください。 お金をもらう以上、全員が「プロ」の家庭教師ではないのでしょうか??
ボランティアで報酬が0円なら良いですが、お金をいただいてやる仕事にプロもアマもありません。
だからこそ、皆さんには、お金をいただくのにふさわしい、素晴らしい先生になって生徒を指導してもらいたいと考えています。
そのために、とても大切な7つのことを書いてありますので、良く読んで指導に生かしてください。
家庭教師という仕事(バイト)は、他のバイトよりも高額な時給と言えるでしょう。 それは、子供たちを相手にする、責任のある仕事だから。
指導内容はもちろん、当たり前のことを当たり前にきちんとできることに、誇りを持ってください。
生徒さんはあなたを見ていますよ。
その1 まずは時間をきちんと守ること
約束の時間の1分~2分前に慌てて飛び込んでくるようでは、プロとは言えません。
学校と一緒で、5分前には指導先のご家庭に到着し、約束の時間にはテキストとノートを開いて、 "指導"をスタートできるよう準備してください。また、急病など、都合が悪いときは1秒でも早く生徒さんに連絡をするようにしてください。
その2 はきはきと笑顔で挨拶をすること
あなたが子どもの頃を思い出してください。子供のあなたはどんな先生に教えてもらいたかったですか?
あなたが緊張する以上に、生徒さんも緊張しています。 指導の日はいつも、生徒さんが気持ちよく勉強がスタートできるように、笑顔で「こんにちは!」「こんばんは!」とあいさつをしてくださいね。
その3 契約期間は最後まで責任を持って終えること
契約期間は、生徒さんとあなたとの間で決めていただきます。 どうしても3か月間しか指導ができない、年末年始は帰省したいなど、個人的な事情がある場合には 、契約前に率直に伝え、了解を得てから指導を開始させましょう。
その4 自分勝手な解釈や判断をせずに、きちんと"確認"すること
自分勝手に説明をして「あんな感じの説明でたぶんOK!」ではプロ失格。 「今のところ大丈夫?質問はない?じゃあ次これをやってみよう」と、本当に理解しているかどうか、表情や言葉で確認してから次に進んでください。
また、例えば、「指導期間は3か月の約束だったな、何も話はなかったけれど、たぶん次回が最後だろう」、 「志望校はもともと△△校だったから、それに合わせた対策でいいだろう」など、「たぶん」や「きっと」ほど危険なことはありません。 勝手な解釈や判断ではなく、必ず確認をすることを心がけてください。
その5 生徒さんを元気にしてあげること
勉強しなきゃ!、勉強したいな!と思わせてあげるのも仕事のうち。
できるようになったら「お、良くやったね!」「その調子!」、すぐにできなくても、 「必ずできるようになるから大丈夫」と声をかけてあげてください。あなたがかけてもらって嬉しい言葉だけでなく、 お母さんに聞いてみるのも良いでしょう。相手を元気にしてあげる言葉をたくさん持っていると、良い先生になれますよ。
その6 次回の指導の予習をする
「どうしたら分かってもらいやすい?」「成績を上げるには何が必要だろうか?」と、考えてあげてください。 先生も全ての科目を完璧に、というのはなかなか難しいもの。お金をもらうプロである以上、予習は必要です。 突然難しい問題をパッと出されて、「あれ?何だったかなぁ??」なんて、かっこ悪いですよ。
その7 最後に・・1から6までの努力ができる人
家庭教師の報酬は、決してお金だけではありません。生徒さんの成績が上がった、苦手だった算数が得意になった、 志望校に合格できた!これらの喜びを一緒に味わえることも、先生の最大の報酬です。
生徒さんは、皆さんと触れることで、いろんなことを学びます。
上の約束事を常に心において、生徒さんと一緒になって頑張ってください。